ちいが訥訥
ブラジル便りです。
 男の子の孫について話してみようと思います。れいという名前です、14歳です。
彼はその子が生まれたとき唯一の味方だと喜びました。
彼が光になったと知らされた時、レイ君は自分の部屋に引きこもり、学校にいっても教室で泣き出して、クラスのお友達皆で祈りをささげてくれたそうです。
彼とレイ君の幼い時の事はまたの機会に。本日は最近のことを話したいと思います。

レイ君は勉強嫌いです。ゲーム大好き男の子です。成績が悪くても意に介しません。若し現、彼がいたなら、何というでしょう。「俺の孫だ。やればできる!」というでしょうか。「勉強なんて普通でいい。人間性が大事だ」というでしょうか。

彼が愛した孫です。
彼の大切にしていた、彼のお父さんから貰った時計を頑張って欲しいと渡しました。

そんなレイ君が、最近なんだかやる気を出して
赤点を取らなくなりました。(今はまだそういう段階ですが)
塾に行くと言い出して、テストを受け、奨学金50%もらって、通い出したそうです。

男の子にしては優しい子です。

大晦日から元日にかけてシャワーをあびて、必ず言うそうです。「最後にシャワーあびたの去年だー」

知り合いの日系ブラジル人のおばあさんがレイ君がお気に入りで、良く話しかけてくださるそうなのですが、ある日「レイ君、ぎっちょだねー」とおっしゃったそうです。娘はそのような言葉は使いませんが意味は分かります。
レイ君は「ママー〇〇(おばあさんの名前)なんていったの?
ママ「左利きだねー」
レイ君「れい君かわいいねーって言ったと思った」

みんなで大笑いしたそうです。自分は可愛いと思っているらしいのです。

最近は娘たちはモアナの映画の、モアナの歌に夢中で良く聴いているらしいのですが、
レイ君「ママー映画のモアナとおばあちゃんちにいるモアナとどっちが好き?」
ママ「おもしろくない質問。較べようがない」
そうしたらレイ君は「でもレイ君、ママはおばあちゃんのモアナに決まってるじゃないって答えると思った」と言ったそうです。
ママは「本当だ!そう答えればよかった」と反省したそうです。

スーパーで撮った茄子の写真。
ママはレイ君をからかおうと思ってレイ君に写真を送ったそうです。
「レイ君。卵って鶏が産むものだと思っていたでしょう?でもね実は、、、、」

レイ君の答え。
「ホントだ。知らなかった。ママー茄子の味する?」

基本的に楽天家、何も考えていないような気がする子です。

しかしながらある時ぽつんといったそうです。
「レイ君ね。おじいちゃんが死んだとき悲しかった。おばーちゃんが泣いて、ママも泣いて、ハナも泣いて。今でも悲しい。思い出す。
レイ君もレイ君が死んだら泣いてほしい。お酒のんで、御馳走たべて笑ってほしくない。いつまでも思い出してほしい」

何も考えていないようで、レイ君はちゃんと考えているのだと思いました。感じているのだと思いました。
たった3年で心から笑えるはずがないのです。


此のところスピリチャルめいているわたくしと娘とのスカイプでの会話。
スピリチュアル。信じていたいよねー。パパのメッセージ受け取ることができるもの。ほんとよねー。話しできるもの。
夢はパパからのメッセージだよね。
私達がパパのメッセージを受け取ることが上手になればもっともっと話せるもの。
 
現から逃げているのかもしれません。しかしながら、そう思う事で、明日が迎えられるのです。


本日はここまでにいたしましょう。
良きことに恵まれますように。