初めは腰痛でした。毎朝9時に挨拶に行きます。
あの日は挨拶に行くと、ソファに倒れていました。「腰が痛い腰が痛い、ちい!湿布を貼ってくれ!」といいました。貼ってあげると「ああよかった。これでいい」といいました。

けれど痛がり様がいつもの父らしくありません。
救急車を呼びました。

「腰痛ぐらいで?」の扱いを受けました。


父は苦しそうながらも受け答えをしていました。
父は救急処置室に入っていきました。
腰痛だと思っていました。
このようなことになるとは夢にも思っていませんでした。

1時間程経ち先生に呼ばれました。
病名は、急性心筋梗塞です。いま大変厳しい状況です。できるだけの処置をしています。
治療方法などの説明を受けました。

30分程経ち再び呼ばれました。
詳しいことは今は覚えていません。

厳しい状況です。
でも、ここ1日2日ということはないでしょう?
いえ。時間の問題です。大事な方に連絡されたほうが。

ここにきて事の状況に気が付きました。

先生が「速く、救急車を呼んでくれて本当によかったです。病名がはっきりとして、私たちも最善を尽くすことができました。。ご家族にとっても、病名がはっきりするということは、重要なことだと思います。
本人はさほどの苦痛もなく安らかな最期だったと思いますよ」とおっしゃいました

看取りの刻です。
父の耳元で「じーちゃん!ちいだよ!頑張ったねー。ありがとうねー」言い続けました。手を握り続けました。
ついていてくださった看護師さんが「娘さんに見守られてよかったですね。穏やかな顔をしていらっしゃいます」と言ってくださいました。

6月22日12時8分、逝ってしまいました。

日いちゃんがタクシーで来てくれました。
皆に連絡をしてくれました。

葬儀屋さんに連絡をして、14時までの間、日いちゃんと2人で父のそばにいました。
父を家に連れて帰りました。

通夜までの2日間父とゆっくり過ごしました。

父も自分でも逝くとは思っていなかったのでしょう。
お湯を沸かし、お茶を淹れ
仏さんにお供物を上げ、線香をたき、、、、朝のルーティーンがきっちりと。
ソーラーライトを庭に出し
パジャマから部屋着に着かえ
新聞紙をクリップで止め読むばかりにしてありました。

いつものそのままでした。

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本日はここまでにいたしましょう。
良きことに恵まれますように。


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